『ダークナイト』がバットマン実写化として面白かった話
作業しながら適当に流す映画を探していて、これまたNetflixで『ダークナイト』を久しぶりに観てみた。
ダークナイト・トリロジーは面白いけど、見直す機会があまりなかったなぁ。
初めて見た時はバットマンの知識は『バットマン・ビギンズ』に出てくる情報しか知らなかったので、ジョーカーっていう強い奴が出るらしいという微妙な誤解を持ったまま観たことを覚えている。
その後、ビデオゲームのアーカムシリーズをプレイして少しバットマンへの見識を深めた上での再視聴。
やっぱり面白かった!
善悪とか正義とか倫理を揺るがしてくるジョーカーのおかげで、バットマンの狂気も際立つしジョーカーも好対照に…とうまく進んでいく。
2人の関係はそれこそアーカムシリーズでも触れられていたし、『レゴバットマン ザ・ムービー』でもデフォルメしてギャグにされてたから、きっと避けては通れないんだろう。
レイチェルが死ぬのがやっぱり衝撃だった。
一回助かるし、ゴードンは生きてるし、ハービーに気を取られてあんまり気にしてなかったらドカン!だから。それでもジョーカーを殺せないバットマンはある意味狂ってるよなぁ。
今となってはハービーの顔面が油まみれになったらもうニヤニヤしちゃう!ヒーローもヴィランも誕生のワクワク感ったらないよ!
でもコミックをリアル路線で実写化する時のこっ恥ずかしさが感じられないのが不思議。ライジングの時はもう少しコミックぽかったから、やっぱりジョーカーとかトゥーフェイスっていう人選も良く働いてるのか。
クライムサスペンスっぽい話運びだから余計素直に楽しめた。
キャラクターの解釈が上手というか、理解を促される感じ。ジョーカーも自分がイメージしてるキャラクターとはちょっと違うんだけど、有無を言わさぬパワーがあるのはビシビシ伝わってくる。
船が爆発しなかった時のちょっと寂しそうな顔が切ない。湧き出る狂気を共有したかったのか…少し可哀想だなぁクソ野郎だけど。
倫理的な主題とかヒース・レジャーの怪演とかが気になってあんまり意識しないけど、ゴッサムを駆け回って悪と戦うバットマンの映画としてとても楽しめた!ラストもイカしてるし!
次の単独映画も忙しく街を守るバットマンが観たい…出来ればそのままベン・アフレックで!