ウルトラ作戦◯◯号

映画の感想を中心に日々のことをつらつらと書いていきます。

『ブラックパンサー』をめちゃくちゃ楽しんだ話

巷で噂の『ブラックパンサー』。MCU大好きマンとしてノリで2回観に行ってみました(2回とも2D字幕)。

 

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しっかり面白い!

マーベルスタジオのクオリティコントロールはどうなってるんだ…。

 

 

 

ブラックパンサーは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の時点で鮮烈デビューを飾っていたので、掘り下げから入れるのも強み。

エムバク倒して王座を勝ち取り、「ワカンダ・フォーエバー!」で一作終わったんじゃないかって程度には話が進んでる。

 

その上でワカンダっていう国のあり方から先代の過ちまでを、王の責任として引き受けて乗り越えていくティ・チャラはかっこいいったらありゃしない。

前作よりは余裕もあるので、ユーモアや弱さを見せられてファンも急増したと思う。

 

 

 

目立ったアクションはそこまで多くなく、釜山のカーチェイスとラストの合戦が大きな見所だった。

ブラックパンサー変身からのクロウが音楽かけるところはわかってるのにアガる。

こういう作りが上手いから楽しめる。

 

 

 

ティ・チャラの対立項としてキルモンガーが優秀すぎたのも魅力。

MCU最高のヴィラン!なんても言われてるのはキャラクター解釈の巧みさとマイケル・B・ジョーダンがメチャクチャカッコいいからだよなぁ。

思想も行動も過激極まりないけど、その源泉たる経験は恐らく想像を絶するもので。

ワカンダ・プレトリアン・ガードを殺すのもハーブの夢で流した涙も似合うのはキャラクターが魅力的な証拠だろうか。

 

 

ヴィランに限らずキャラクターは愛らしい人たちばっかりで、巷で言われてる通りシュリはイカしてる上に可愛い。

でも個人的に一番アガったのはエムバクが駆けつけるところとエヴェレット・ロスが窓の耐久度を聞くところ。

サブキャラの良さは作品に直結する!改めて感心した!

 

 

 

上映始まるまでは知りもしないワカンダっていう国にグッと引き込まれる。

わけわかんない宗教観や儀式も物語後半には仕掛けになっていく。

ラストの記者会見までいったら、観客はみんなティ・チャラやロスと一緒にニヤニヤ出来る。

もう、「ワカンダ・フォーエバー」なんて言いたいけど気軽に言えないよ!

 

 

 

こうなってくると『シビル・ウォー』の功績がまた一段と大きくなってきた。

キャプテン・アメリカとバッキーとスタークの関係をググッと進展させた上で、各ヒーローの魅力を引き出しながら、スパイダーマンブラックパンサーのデビューを次回作に繋げながら処理したなんて。

化け物だな。単純に。

 

時々、このMCUのうねりを比較的初期から体験しているのがこの上なく嬉しくなる時がある。

最近は年に何本も公開されるから、なんとなく楽しんでしまってる部分があるけど、今年と来年はきっと区切りの年になるだろう。

 

良作だろうが駄作だろうが、一作一作をしっかり噛み締めながら、観ていきたい。

生まれる前だった『スター・ウォーズ』オリジナルサーガのように、あの時代に生きてたんだなと噛み締められる時代を生きてる気がする。多分。

 

 

 

 

んで、旅行先で血眼になって探したマーベルレジェンドのキルモンガーで遊びまくってる。

このシリーズはほぼ持ってないからわからないけど、可動も造形も画期的な出来のようだ。

出来がいいのだけはわかる!

 

 

 

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相方のブラックパンサーは現在アメリカからドンブラコと運ばれている。

月末には戦わせてあげられそうだ。